2月例会開催 テーマは読書
2月12日に泉ホールにて、東広島YEGの2月例会を行った。東広島吉川五百枝先生(広島県ことばについて考える100人委員会幹事・ひろしま子どもの読書活動団体等ネットワーク協議会代表幹事)をお迎えして、読書についてのご講演を行っていただいた。
若手の経営者や地元企業の代表者の集まりであるYEGに、この内容はどのように響くのかが当初の不安材料であったが、結果的には本年度最高の例会事業という結果だった。
吉川講師の講演では、まずは「本」「読書」と言われて、皆さんがイメージするのは「表紙の固い現在の本(洋書・ハードブック)」であるが、このスタイルは近年のものである。文字が使われるようになると、石板・粘土板・パピルスなどに記録されていった。元来、文字というものは「記録を残すこと」が目的であった。現在の洋書は長期間の保存は困難である。
文字として記録されたものを読むことは、古くからの賢人達が考えたことと同じ知識を持てること。読むという行為は文字を読むことだが、言葉・情報を取り入れることであれば、風の音や風景、動物の鳴き声も同じ行為であるということを話された。
※内容が哲学・宗教的であったので先生の言葉とは異なります。
時間が短かったこと、内容が哲学的だったので、もう少し話を聞ければと思った。
講演会終了後、会員からの本の紹介コーナーでは、本来の趣旨と異なる部分も有ったが、本の紹介者である会員の、様々な内面を引き出すことができたことが良かった。
吉川講師のお話は機会があれば、またお聞きしたく思う。
吉川講師は毎日1冊以上の読書を現在も行っていることに驚かされ、自分を含め読書の重要性を改めて感じることが出来た。私たちの浅はかな話にも、大きくうなずきながら聞いてくれる吉川講師の心の広さに感動した例会だった。
森