開催日時:平成17年6月14日(火)
6月14日(火)、東広島市産業振興会館で27名参加のもと、6月例会及び個人情報保護法についての講習会を開催した。 講習会では、大本宜司弁護士から「個人情報保護法の概要と対策」をテーマにお話をいただいた。
今年4月に完全施行された同法は、5千人以上のデータを保有する事業所が対象となるが、今後公の秩序となり、判定の基準になると予想されるため、対象外の事業所であっても、個人情報を取扱う場合には、利用目的の明示と安全な管理が重要であると説明された。
続いて、青年部会員の上野晴弘氏(上野FPサービス)が「個人情報漏えい賠償責任保険制度」について説明した。
商工会議所が取り扱う同保険は、損害賠償金や争訟費用、個人情報漏えい発生時のマスコミ対応等にかかる様々な費用について保証されるが、漏えいが被保険者等の故意による場合は対象外となるなど、制度概要について説明された。
大本弁護士(左)上野氏(右)による講演
質疑応答では、情報の管理責任や取扱に関する同意の取得方法等について質問があり、充実した内容となった。
最後に、森副会長が「個人情報保護法を知るよい機会となった。今後、同法に対する対策を講じたい。」と謝辞があり、閉会となった。