分科会「エルピーダ企業視察コース」
中国ブロック大会では記念式典のあと、10種類とたくさんの分科会が予定されています。
先日の会議で一部の詳細案が提示されましたので紹介したいと思います。(※まだ案ですので調整が入ることが考えられます)
【エルピーダ企業視察コース(案)】
日時:9/8(土)16:00~17:45予定
人数:50名予定
参加者の流れ(案)
15:30 記念式典・記念講演終了(広島大学サタケメモリアルホール)
16:00 このコース参加者に集合してもらい、バス1台にて広大出発
16:20 広島エルピーダメモリ株式会社着
16:25 視察(90分)
17:55 バスに乗車、懇親会会場へ
18:20 懇親会場着(グランラセーレ東広島)
18:30 大懇親会
エルピーダメモリ株式会社は日立とNECのDRAM事業部統合により設立された日本唯一のDRAM専業メーカーです。
ちなみにDRAM(ディーラム)はメモリの一種でケータイ、パソコン、家電、車・・・さまざまな製品に使われ大量に流通しています。
エルピーダは世界トップクラスの技術力を背景に現在世界DRAMシェア3位、数年後に「DRAM世界No.1」になることを目標として明言されています。
巨額のを投じた生産拠点・東広島の最新鋭300mmウエハーラインの竣工は2002年、翌2003年生産子会社として広島エルピーダメモリ株式会社が設立されました。
エルピーダの一番の魅力は常にチャレンジを続ける姿勢にあると思います。
80年代世界トップであった日本の半導体産業は90年代に衰退しました。
皆、撤退を余儀なくされる状況の中、エルピーダはメモリで復活することを決意したのです。
当時のエピソードとして、エルピーダ執行役員の大塚周一氏は
「私がエルピーダに入るとき『一緒に半導体日本を復活させないか。プロジェクトXにでれるよ。』って坂本(エルピーダ代表取締役)に誘われたんですよ。」
と氏の講演会演壇で話されていました。
飛躍的に成長し世界トップクラスとなった現在もエルピーダは巨額の投資をつづけています。
昨年、台湾企業PSCとの合弁で設立したメモリ工場は、この7月第1棟が稼働を始め、来年には生産力6万枚/月に引き上げられます。
2011年頃までに4棟建設し、生産力24万枚/月の巨大生産拠点となるそうです。
エルピーダは「DRAM世界No.1」へ始動されました。
まさに今回の中国ブロック大会テーマ『無限大の可能性~今ここから始まる~』を実践されているのです。
分科会「エルピーダ企業視察コース」に参加して「こころまんぷく」になりましょう♪。