一年間よろしくお願いいたします
H25年度会長を仰せつかります小比賀です。
まずもって、1年間片山直前会長お疲れさまでした。
色々なタイプの経営者をこれまで拝見する中、
これまた新しいタイプの方で色々と勉強させて頂きました。
愛を持って柔軟に応ずる…素晴らしかったです。
Evolutionというスローガンで一年間ご尽力されましたが、
例えばダーウィンの進化論などでは、進化には淘汰が表裏一体で着いてきます。
しかし、H24片山直前会長のもとでは、目立って淘汰される人もなく、
大過なく終えられたことに尊敬の念を覚えます。
本当にお疲れさまでした。
さて、この会も4町合併を契機に設立され、25年もの月日が経ちました。
その間、時代は大きく変わってきました。
経済、技術、社会思想、環境、世界情勢。
どれをとっても一定で、永久に不変であるものはありません。
これに従ってビジネスも大きく変わってきました。
社会の情報化や商業施設の大型化、
これによって求められるビジネスも変わってきました。
時代や社会が流れ、変わっていくその中で、
ビジネスによって地域経済や日本を支える我々は、
誰よりも敏感で、誰よりも実行力を持ち、
そして誰よりも大きな志を持たねばなりません。
今の日本は、本当に瀬戸際です。
upbeatな日本を築くも、downbeatな日本を築くも、
今の我々の行動によってどうにでもなる様な状況です。
防衛問題ひとつとっても、極めて裾野は広い。
単なる領土の問題だけでなく、企業資本の防衛や
それに付随する技術漏洩の抑止。
本当に大きく、極めてシリアスな問題や課題が山積しています。
我々は政治家ではありませんから、政治による問題解決は、
選挙にいくことぐらいでしか貢献できません。
しかし、ビジネスによってもこれらの問題に立ち向かうことはできます。
単に自社の利益を追求するだけでなく、
自らのビジネスが日本の何に資しているのか、
地域の何に貢献しているのか、
日本の明るい将来を創出することに繋がっているのか、
そんなことをも考えねばなりません。
まずは、勉強して、経験して知る事からです。
まだまだ知らない事ばかりで、本当の社会の仕組みなんて、
私自身も当然ながら分かってもいません。
しかし、知らなければ勝負になりません。
こんな「知る」という行為、実は難しいです。
世の中にあふれる多くの情報や活字化された記事は、
発信者によって都合よく編集されており、
真の情報などは含まれていないことがほとんどです。
本当の情報や知識、知恵は、自らが実践にうつし、
行動し、目の当たりにすることで初めて得られます。
情報だけではなく、営業力や経営力なんかもそうだと思います。
仮説を立てたら、すぐに実践してみる。
その繰り返しによって、本当の知恵や知識の獲得に近づく訳で、
これが俗にいう評論家との差だと思っています。
評論家は評論家で大切なファンクションですが、
やはり我々は実践することに意義のある集団です。
こんな思いを抱きながら、
今年度のスローガンは知行合一としました。
また、サブスローガンを、「真のEntrepreneurを目指して」としました。
これは、すべて上記したことがバックボーンにあってのものです。
この世においては、生まれつきの境遇はさておき、
どれだけ大きな志と覚悟を持って、行動し経験し知恵を習得するかで、
勝敗が決まると思っています。
これは、個人レベルでもそうですが、会社レベル、地域レベル、
そして国のレベルでも言えることだと思います。
勤勉で負けを負けで終わらせなかった先輩たちが、
この日本を作った訳で、我々もそれをただ有り難く受け継ぐだけでなく、
この美しい日本という資産をどうimproveして次代へ引き継ぐか、
そんなことをも考えねばならないと思っています。
そんな空気や気概が、この会に充満することを一つ目標に、
一年間、誠にビビビ微力ながら尽力させて頂きたいと思います。
皆様、一年間、ご指導の程宜しくお願い申し上げます。
以上です。
小比賀